トーキョーN◎VA The Detonation/「月光夜想曲〜moonlight nocturne〜」

シナリオスペック

人数:3〜5人
プレイ時間:3〜4時間(プレアクト、ポストアクトを除く)
舞台:トーキョーN◎VA


アクトトレーラー

それはいにしえより一族に伝えられてきた、母なる者が歌う子守歌。
母から子へと語り継がれてきたその言葉の意味を知る者は居ない。
静かに紡がれる声は、災厄を越えてこの地上に何をもたらすのか。

月は今、大いなる役割を果たす為、再び元の姿をこの世界に現そうとしている。
その光は地上に降り注ぎ、新たなる災いの影を落とそうとしていた。

トーキョーN◎VA The Detonation 「月光夜想曲〜moonlight nocturne〜」

そしてかぐや姫は再び地上へと降り立ち、幾千年の時を越えた願いは今ようやく現実となる。


シナリオハンドアウト

各キャストには以下の設定がつくことになる。キャスト作成時にプレイヤーとよく相談すること。所属の指定については応相談。

キャスト間コネの取得は『ハイランダー』→『カブト』→『ニューロ』→『トーキー』→『カタナ』→『ハイランダー』の順になる。
※PLが4名の場合、カタナ枠を削る。3名の場合、更にトーキー枠を削る。コネの取得はその分詰めること。

推奨スタイル:ハイランダー
コネ:ミーナ 推奨スート:クローバー

 君にはミーナに拾われる前の記憶がない。ただ一つだけ覚えているのは、幼い君を優しく抱く一人の女性の顔だけだった。
 そんな君を、ミーナはまるで母親や姉のように優しく、時には厳しく面倒を見てくれた。
 君はこのN◎VAも、そして彼女の事も大切に思っているし、いつか彼女の元を巣立つまでは彼女のそばにいる、そのつもりだった。
 ある日の朝、君の元へ迎えがやってくるまでは。

推奨スタイル:カブト
コネ:『ハイランダー』 推奨スート:クローバー

 君がミーナに出会ったのは、アテナポリスというナイトクラブの用心棒をしていた時だった。
 そこで一番親しくしていた彼女は、よく自分の血の繋がらぬ家族である『ハイランダー』の話を自分にしていた。 ある日の夜、浮かない顔をしたミーナはこう言った。
 「もし私に何かあったら、あの子のこと守ってやって欲しいの」
そんな彼女の言葉を思い出したのは、彼女が行方不明になったというニュースを見た時だった。
 君は仕度を整え、『ハイランダー』の元へ向かった。

推奨スタイル:ニューロ
コネ:佐藤和也 推奨スート:スペード

 君は探偵の佐藤和也という男を誰よりも信頼していた。そしてまた、彼も君をこのN◎VAで一番の親友だと思っている。
 あるとき和也が慌てた様子で君の元を訪れ、こう言った。
 「知らない男が俺を襲って来たんだ。どうも、そいつはこの箱を狙っているらしい。悪いがこれをしばらく預かってくれないか? 今、信用できるのはお前しか居ないんだ」
 君は和也の願いを聞き届け、その古めかしい木箱を預かる事にした。

推奨スタイル:トーキー
コネ:九条政次 推奨スート:ダイヤ

 九条に呼び出された君は、いつもどおりN◎VAスポ編集部に向かった。
 周りが忙しく動き回っている中、九条はのんびりと絵本を広げながら
 「おまえさん、かぐや姫って信じるか?」
 と言った。いいだろう、どんなくだらないネタだって調べてやる。それがたとえ、かぐや姫と月の秘密だろうが、だ。

推奨スタイル:カタナ
コネ:ヘレン・ザ・キラー 推奨スート:ダイヤ

 君はここ最近ストリートで名を馳せているサイコキラーのヘレン・ザ・キラーと一度やりあったことがある。
 そのときは、お互いに止めを刺すことは出来なかった。
 次に会うときは今度こそ決着を付ける。
 そう思っていた矢先、最近彼女が誰かに雇われたことを知った。
 どうせろくでもない雇い主に違いない。君はヘレン共々始末するために、ストリートへ向かった。

推奨枠に関する補足事項

各推奨スタイルの神業に関しては、カブト・カタナを除いてシナリオ上で使いどころが用意されている。代替できる神業を持っているのであれば他のスタイルでもよい。応相談とする。

  • ハイランダー』:ミーナに拾われる以前の過去の記憶はありません。今回その隠された過去が明らかになります。
  • 『カブト』:ミーナの願いを聞いて『ハイランダー』を守って貰います。応相談。
  • 『ニューロ』:フリーランスですが組織に所属していても構いません。応相談。
  • 『トーキー』:各種報道機関に所属していても構いません。応相談。
  • 『カタナ』:フリーランスですが、組織に所属していても構いません。応相談。

このシナリオに関して、該当枠のキャストはゲストに対するモチベーションの高さを求められる傾向が強いです。


ゲストについて

  • ミーナ:オリジナルゲスト。『ハイランダー』の保護者。二十代の女性。
  • 佐藤和也:オリジナルゲスト。探偵。中年の男性。
  • 九条政次:N◎VAスポ編集長。上司または依頼人であり、シナリオには深く関わらない。
  • ヘレン・ザ・キラー:オリジナルゲスト。十代後半の少女。ライバルあるいは倒すべき敵。


その他アクト情報、各種レギュレーション

●シナリオ傾向
概ねシリアスな傾向にあります。またかぐや姫に関する詳しい知識は特に必要ありません。


●達成値
シナリオデータ上、敵ゲストは最大30程度の達成値を出してくる。ただし、キャストのデータに応じて調整をすることに関してやぶさかではない。応相談。
《アドバイス》等の使用により達成値目安を超過する分には問題ない。


●消費経験点
性能が上記レギュレーション及び達成値内に収まっていれば特に制限は設けません。


●使用サプリメント
現状で入手可能なサプリメント全てとします。ただし、同人誌などオリジナルのものは含まれません。
PLは参照物を持参することが望ましいです。


●禁止スタイル
特に制限は設けない。ただし、同人誌などオリジナルのものは含まれません。


●《腹心》の取り扱い
以下の取り扱いから1つ選択すること。

  • 防御系神業1つ分として使用し、《腹心》はゲストとしてのデータを持たない。
  • 《腹心》はゲストとしてのデータを持つ。キャストと同様に作成し、成長の際は必要に応じた経験点を支払うこと。判定はクロマクのPLが行い、《腹心》の持つ神業は使用できないものとする。


●必要な神業
本シナリオでは、ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡するのを防ぐために、キャスト全員で3個以上の防御系神業が必要となります。
また、各推奨スタイルの神業に関してはカブト・カタナ以外はシナリオ上で使いどころが用意されている。代替できる神業を持っているのであれば他のスタイルでもよい。応相談とする。


●リサーチに使用できる社会、コネ
社会:N◎VA、ストリート、ウェブ、軌道。あると多少便利なのは日本、月ですが、持っていなくても構いません。


●その他
その他不明点のある場合、PLはRLに相談してください。